2019年1月13日
「主イエスの愛にいかされて─その真ん中に立たれる方」
2019年に新成人を迎える人の人口は、全国で125万人となるそうです。これは、前年比2万人増えて、内訳は男性64万人、女性61万人であり、新成人人口が総人口に占める割合は9年連続で1%を下回るということです(総務省報道資料より)。とにもかくにも、新しい門出をお祝いしたいと思います。
今日のルカによる福音書は、イエス様が立派に成長し、育った土地であるナザレで「最初の礼拝」を献げた箇所です。これは、主イエスの公の生涯の始めとなった礼拝の様子です。 「会堂」とは、ユダヤ教の礼拝堂(シナゴーグ)です。主イエスは、安息日の礼拝に集う人びとの群れの中に入られたというのです。それが「いつものとおり」の主の姿であったと聖書は伝えています。礼拝に来られ、そこで礼拝する人びとの群れの中に入られるのが、いつもの主イエスの姿です。
主イエスがなさったことには多くのことがあります。病んでいる人を癒し、飢えている人を養いました。孤独な人を招き、道を見失っている人に道を示されました。そして十字架におかかりになり、復活されたのです。しかし、ルカによる福音書がまず伝えたかったことは、十字架にかかり復活された主イエスは、礼拝する群れと共におられる方だということです。そして聖書の御言葉を読み聞かせ、私たちを福音によって自由にしてくださいました。 主イエスがそのようなお方であることに倣い、私たちも教会に集い、聖書の御言葉に聞き、礼拝を献げています。 主イエスは、今朝も「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と言われています。私たちは信仰の熱心さをもって聞かなければなりません。