2018年9月2日
「天と地を結ぶ場所、教会」
主イエス・キリストは、「二人または三人の証人」という言葉から、より具体的な話をされました。「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである」という言葉です。 この言葉は、プロテスタント教会における「教会」を表す大事な定義のひとつです。教会とは、建物だけを表すのではありません。またペトロから「天の国の鍵」を誰かが受け継いでいると考えるわけでもありません。
2人または3人が、イエス・キリストの名によって集まっているところ、そこにたとえ建物はなくても、この世的な立派な権威のもとになくても、すでにそこには教会が始まっているのです。
キリストの教会とは、あえてひと言で言うならば、「イエス・キリストの名によって集められた信仰の共同体」です。 教会には、さまざまな人びとが集められます。もしかすると、自分の意志でここに居るのだとお考えの方もおられるかも知れません。しかし、その人もやはりイエス・キリストの名による聖霊の導きによって、ここに集められているのです。
主イエスは、2人または3人を少ないとは仰いませんでした。それどころか主イエスは、「わたしもその中にいる」と宣言してくださいました。主イエスご自身が共におられる、そのことをつい忘れがちになる私たちへのどれだけの励ましの言葉となるでしょうか。 「また、はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたのうち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる」。 これこそ、私たちの、そして川崎教会の明日へとつながる、大きな約束の言葉ともなるのではないでしょうか。