2018年6月24日

「神の働きによる伝道」

 昨日から、教会を会場としてファミリーキャンプを開催しています。参加されたみなさんは、どのような感想を持たれたでしょうか。

 使徒言行録8章は、初代教会の伝道の経験というものを伝えています。福音は、かなり早い時期にアフリカ大陸のエチオピアの高官にも伝えられました。エチオピア女王の高官で、女王の全財産の管理をしていた人と言われます。しかし彼は、悩んでいました。救いを求めていました。どういう悩みの中にあったのか、どういう虚しさに囚われていたのか、具体的なことは記されていません。しかし彼は、遠路はるばるエルサレムの礼拝に来て、そこから帰る途中でした。   旧約におけるユダヤの律法は、宦官を祭儀に参加させませんから、彼は救いを求めてエルサレムの礼拝に行ったのですが、礼拝が行われる聖所には入れなかったはずなのです。

 律法が排除した者を主イエスの福音は受け入れました。主イエス・キリストの罪の赦し、十字架での贖いの死があるからです。そして復活の主との交わりがあらゆる隔ての壁を越えて与えられます。

「復活の主との交わり」が民族の境界を越えて地の果てにまで及び、教会は父と子と聖霊の御名による、バプテスマを通して、すべての人を受け入れます。

 主イエス・キリストの十字架の死が私たちのためにあり、主の救いに勝利があり、私たちは贖われ、負っている負債を存分に支払われています。その主が復活して今共にいてくださり、私の主として実在し、人生を共に歩んでくださっています。バプテスマを通して私たちはその主のものとされるのです。この福音が人生を喜びの旅路に変えられていくのです。