2018年12月30日
「クリスマスから─キリストを宣べ伝える」
今年は、みなさんどのようなクリスマスを過ごされたでしょうか。きっとすてきな時間を過ごされたことでしょう。
「クリスマスまで」の出来事というのは、神御自身が計画し、御自身で実現されたと言えます。それは「先行する神の恵み」ということであり、神がその御子イエス・キリストを私たちに与えてくださることを、私たちが感謝をもって受け入れるというところに大切な意味があります。 「クリスマスから」後の出来事においては、神の御子として与えられた主イエス・キリストに、今度は私たちがどのように応答していくかということに重点が移っていきます。つまり、クリスマスを迎えた後、私たちはベツレヘムから始まって、ナザレ、ガリラヤ、そしてエルサレムヘと、十字架への生涯の歩みを進み行かれるイエスに従って歩んで行くこと、イエス・キリストを信じる信仰者として、主イエスに倣いふさわしく生きるということが問われるようになります。
「先行する神の恵み」を味わった私たちは、今度は「信仰による応答」を求められることになるのです。それは、まさに「イエスなら、どうされるだろう」から、「あなた(私)はどうするのか」という問いです。 「クリスマスまで」私たちは受身だったのですが、「クリスマスから」今度は私たち自身が、より積極的に主イエスの福音を宣べ伝えていくことが求められます。そのように受け取れるなら、その「初めの一歩」であるクリスマス礼拝の次の週のこの礼拝を、私たちは大切に献げていきたいと思うのです。