2017年6月4日

「ペンテコステキリスト教会の誕生日」

 今日の聖書の箇所は、聖霊降臨(ペンテコステ)の出来事を伝えています。これは、キリスト教会の誕生日として記憶され、そこから教会の福音宣教の働きが広がっていきます。

 主イエスが昇天されるとき、弟子たちには大きな使命が与えられました。それは、すべての人びとを弟子とするということでした。そして、そのときに与えられた約束のひとつが、神の聖霊の働きである聖霊降臨(ペンテコステ)だったのです。   それまでイエスの弟子たちは、逮捕を恐れ隠れて生活をしていましたが、この聖霊降臨の出来事があった後は、堂々と人びとの前に姿を現して、主イエスの福音を伝え始めました。     それは「あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです」(使徒言行録236)という大胆な説教でした。                                 しかし、これはイエスを信じた人びとにとっては救いの説教でしたが、イエスを十字架につけた人びとにとっては告発の言葉となり、そう感じた人びとは弟子たちを迫害しました(同5:17以下)。それはユダヤ教の祭司や議員、長老たちでした。  彼らは弟子たちを捕らえて牢屋に入れ、脅し、イエスの名によって話すなと命じます。しかし、そのような祭司たちの脅しにもかかわらず、弟子たちの活動は活発になり、信じる人も増えて多くの奇跡が行われました。   そこでさらに使徒たちに対する迫害が行われます。それは投獄と、鞭打ちと、脅しでした。しかし、弟子たちは主イエスの名によって受ける辱めを、神から与えられた喜びとして福音を伝え続けたのです。

 今や、その福音は、私やあなたにも届けられました。


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