2017年2月5日

「神の恵みの、よき管理者の道」

 毎年2月は、スチュアードシップ月間として献げます。それは「神の恵みの、よき管理者の道」とは何かを、つまり「時も身体も賜物もそして富も私たちのものではなく神のものであり、神から託されたこれらのものをいかに管理していくのか、神の信頼にいかに応えていくのか問われていること」なのだと考えます。   私たちは神様からすべてのものを与えられています。そのことをおぼえて、神様への感謝の応答をしていくのです。与えられたものを神様の御用のために用いていくのです。そのようにして、神様の栄光を表わすことに努めるのです。

 新年度に歩みをすすめて行くにあたって、今一度自己吟味し、神の国の実現のために、みなで心を一つにし、新たな決意をあらわして行きたいと願います。    今月は午前中の礼拝の中で、来週から三週にわたり、スチュワードシップについて、兄弟姉妹からそれぞれの立場での証しを聞き、学ぶ時を持ちます。どうぞ、備えのときをおぼえてお祈りください。 今朝の聖書箇所であるマタイによる福音書13章には、さまざまな譬(たとえ)が記されています。譬というのは、普通は話しを分かりやすくするために用います。ただあまり適切でない譬を用いると、かえって分からなくなることがあります。

 イエス・キリストは、譬話がとてもじょうずでした。ぶどう園や羊飼いの譬など、当時の人びとにとって身近な事柄を自由自在に用いながら、いつもピタッと来るお話しをされました。ただし、分かりやすくするためにではなく、分かりにくくするために、譬を用いることもあるのです。