2017年10月1日
「わたしについて来なさい」
今朝の聖書は、主イエス御自身の「わたしについて来なさい」(マルコ1:17)という招きの言葉を伝えています。 マルコによる福音書によると、主イエスはガリラヤで「神の福音」を宜べ伝え始めました。
「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」(マルコによる福音書1章15節)。 主イエスはそう語られました。それが主イエスの福音でした。「福音」というのは、「よき知らせ」であり、「神の救い」を伝える言葉です。キリストの教会は、この主イエスの言葉「福音」を宣べ伝えています。
主イエスは、さまざまな人に出会い、神の国についていろいろなたとえで語っています。それらすべてをまとめて言うと、「神の国」「神の恵みの支配」が近づいたということであり、ごく近くまできて、あなたはすでにその内にいるというのです。
今朝の箇所の後、主イエスは「癒しの奇跡」をなさり、「罪人に赦しを」与えています。「癒し」も「罪の赦し」も、主イエスのおられるところ、神の国がすでに力を及ぼしていることを表わしています。
「わたしについて来なさい」。主イエスについて行くことは、神の国の力の中に入れられることです。主イエスの後について行く人びとの中に、今日の私たちもいます。
主イエスは、今朝、私たちに呼びかけておられます。「わたしについて来なさい」。主はそう語って、私たちをご自分との関係の中に、神の国に招き入れてくださいます。
主イエスの呼びかけに応答することが、神の国のはじまりとなるのです。