2016年3月20日


「十字架の道」

 先週は礼拝の後に、教会定時総会が行われました。たくさんの方が貴重なお時間を割いて準備し参加され、有意義な話し合いの時がもつことが出来ました。主に心から感謝します。総会を開催するために、兄弟姉妹の陰に日向のご奉仕が献げられましたことも、感謝です。

 2015年度は、始まりの第一主日(201545)と最後の主日(2016327)がイースター (復活祭)で、年度内に二度イースターをお祝いします。いわば2015年度はこの祝祭に囲まれた1年であったと言ってもよいでしょう。

 このようなことが起こるのは、イースターが「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に献げられる移動祝日だからです。今年は321日が春分の日、323日が満月ですので、327日がイースターとなります。

 レントの最後の一週間を特別に受難週と言います。主イエスが十字架に向かう最後の一週間の歩みを、この期間に集中的に思い起こします。そして受難週の最初である日曜日は、主イエスが死を覚悟してエルサレムに入城したことを記念する棕櫚(しゅろ)の主日と呼ばれ、礼拝を献げます。ですから、今日の礼拝がそうです。今週の木曜日(3/24)には、主イエスの最後の食事となったユダヤ教の過越祭(すぎこしさい)の食事をしていたときに、弟子の足を洗ったことを洗足日(せんそくび)として記念し、主の晩餐式を行う教会もあるようです

 また福音書によれば、主イエスが十字架につけられたのは金曜日の朝でした。そのため、受難週の金曜日(3/25)を受難日として、十字架にあらわされた主イエスの愛と罪の赦しを心に深く刻み、悔い改めと感謝の祈りを献げたいと思います。