2016年2月14日

「イースター 教会の暦(こよみ)」

 キリスト教会は、教会暦(きょうかいれき)という独自の暦(こよみ)、カレンダーを持っています。この教会暦は、主イエスの生涯と教え、教会の活動などを中心に構成されています。この暦を用いることによって、主イエスの教えと生涯を心にとめながら、神の言(ことば)と共に歩むことを目的としています。

 キリスト教で最もたいせつな祝祭日は、イエス・キリストの復活を祝う復活日(イースター)、イエス・キリストの誕生を祝う降誕日(クリスマス)、教会の誕生日とも言われる聖霊降臨日(ペンテコステ)の三つです。

 復活日(イースター)とは、十字架で人間としての命を終えたイエスが、三日目の早朝に、神によって復活させられたという出来事を記念する祝日です。キリスト教信仰の最もたいせつなお祭りです。

 この復活日は基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われます。ですから年によって日付が変わる移動祝日となります。日付は変わるものの、必ず日曜日に祝われます。今年の復活日(イースター)は、327日(日)になります。 

 イエス・キリストが十字架の苦難を引き受けられたことを受難(レント)と言います。今年は210日(水)〜326日(土)になります。つまりイースターの前日までの日曜日を除く40日間を、主イエスの受難の苦しみとその意味、そこに表されたイエスの愛と赦しを心に刻み、私たちは祈りのうちに心静かに過ごします。