2016年9月25日
「たいせつなことを学ぶ場所」
9月は、「教会学校月間」として過ごしました。日本バプテスト連盟に加盟する諸教会・伝道所では、教会学校を全年齢層にわたる生涯教育の場としてたいせつに考えています。日本バプテスト連盟で掲げている「教会学校の目的」にはこのように記されています。
「教会学校の目的は、その活動を通して、すべての人がイエス・キリストを信じる信仰告白に導かれ、教会を形づくり、生の全領域において主に聞き、主を証しする生活を確立することにある。」
ここには、三つのたいせつな内容が含まれています。それは、①信仰に導く伝道の働き ②教会形成 ③キリスト者としての証しの生活 ということです。もちろんこれらは、教会学校のことに限られたことではありません。むしろ教会の活動すべてにおいて共通するものです。
教会は礼拝をより豊かにしていくあらゆる活動を、特に「教会学校」という場を通して、以前は日曜学校と呼んでいましたが、礼拝がある日曜日だけということではなく週日という意味で、参加される人たちの協働の業として展開していくのです。そういう意味で、教会学校に参加することはとてもたいせつなことなのです。ですから、たとえば「私は、私と神様の関係だけ、礼拝だけで十分です。」と考えて、それ以外の教会の集いに参加しないのは、信仰生活を個人化(狭く)し、ときに礼拝の恵みさえ自分勝手に受けとめたまま過ごしてしまう危うさを持ってしまうかもしれません。
礼拝が私たち自身にとっても、より豊かな礼拝となるように、御言葉を隣人と分かち合う場としての、「教会学校」により積極的に参加するよう努めたいと、心から願います。