2016年2月7日

「神の恵みの、よき管理者の道」

 キリスト者は「イエスこそ私の主です」と告白します。これは、「私は主のしもべです」という告白でもあります。ですから、クリスチャン・スチュワードシッブというのは、「主人であるイエス・キリストに忠実であろうとすること」を意味します。私たちキリスト者は、だれでも神の良きしもべとして生きたいという思いを持っておられることでしょう。この思いこそ、クリスチャン・スチュワードシップの原点なのです。 

 また、キリスト者は「父なる神が天地万物の創造者であり、支配者である」ことを知っています。つまり、父なる神がすべてのものの所有権を持つお方であることを知っているのです。私たちは所有者ではありません。神こそが所有者であり、私たちもまた神のものなのです。

 クリスチャン・スチュワードシップは、神の所有権を具体的に認めていくことから始まります。ですから、クリスチャン・スチュワードシップとは、「時間も、からだも、賜物も才能も、そして富も私たちのものではなく、主のものである」という信仰を、まさに実践していくことでもあります。

 私たちは、神から信頼を与えられています。それを忘れないように、そしてその信頼にこたえていきたいと願うのです。