2013年9月15日

2013年09月17日 11:27
「心の武具」

 

「主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身につけなさい。」 (新約聖書・エフェソ6:10-11)

 

旧約聖書の「士師記」にギデオンという勇者が登場します。彼は何万人もの敵を打ち滅ぼしたとき、神がギデオンに準備した兵士は300人でした。しかしギデオンのもとには、もともと約3万人の兵士がいたのですが、3万人の兵士を1万人に絞り、さらに1万人から300人に絞り込んだのです。

そしてこの300人に絞り込んだ方法は、兵士たちが喉が渇いて池に連れて行って水を飲ませたとき、ギデオンは犬が水を飲むように顔まで水に突っ込んで飲んだ兵士を不合格にし、膝を立てて、手ですくって飲んだ兵士を選んだのです。つまりこの300人の兵士たちは、いつ敵が来てもすぐに敵と戦う準備に入れるということです。

悪魔(サタン)は、いつも私たちを見ていますし、狙っていますし、容赦なく私たちの心の奥深くにまで入り込んできます。ですから私たちの大事なことは、上掲のように「主に依り頼み、その偉大な力によって強くなる」ということです。私たちは自分の力や能力、賜物ではなくて「神の力」によって強くならなければならないのです。もし自分の力や能力、賜物で強くなろうとするならば、それは悪魔(サタン)の思う壺です。

ある教会の玄関には「主にあって」という言葉だけが書かれていました。主に依り頼んで自分を神の前に置く、これが今一番私たちに必要な心構えではないでしょうか。

戻る