2017年6月18日

「御心が行われますように」主の祈り4

 祈りというと、私たちはどういう祈りを思い浮かべるでしょうか。たとえば、「家族みんなが健康でありますように」「希望している進路に行けますように」「いい会社に就職できますように」「いい人と巡り会えますように」。さまざまな祈りがあると思います。これらの祈りに共通するのは、「神様、私の願いをかなえてください」ということでしょう。これらは、言葉を換えれば「私の思いが実現しますように」ということです。

「祈りがかなえられる」とはどういうことでしょうか。それは、神様が私の望み通りになってくれること、神様のほうが私の言う通りに従ってくれることではないでしょうか。いわば、私のほうは変わらず、神様が私にあわせて変わってくれるのを求めているようなものです。しかし私たちの思いというのは、しばしばとても身勝手であり、私たちがよいと思うことがはたして一番よいことであるとは限りません。

「主の祈り」の3つ目は、そうした祈りとは反対に、「神様、私の思いではなく、あなたの思いが実現しますように」と祈りなさいと、主イエスは言われます。祈るのです。この祈りに「天におけるように地の上にも」という言葉がつけ加えられています。天とは、神様がおられるところ、神様が直接支配される場所です。その天においては、すでに御心が実現しているというのです。     この地上では、今なお神様の御心をさまたげる力が働いています。わがまま、自分勝手が支配しています。それが私たちの現実です。それは悪魔が操っているのだとも言います。神に属する力と悪魔に属する力が、この地上で激しく戦っています。この祈りは、そういう現実を見据えています。