2016年3月13日


2016年度の歩みへ 〜主イエスと共に〜」

 キリスト教の暦では、今年の210()から326()までは受難(四旬節)・レントです。この期間は、イエス・キリストの十字架の死と復活と密接に関係しています。

 320日から26()までを受難として、その日からイエス・キリストの 十字架への道行き(受難)を覚えて過ごします。受難週はそのような期間ですが、それは苦しみが苦しみのまま終わるのでなく、神による新しい命への復活に続くことを覚える期間でもあります。                                              

 イエス・キリストの十字架での死と復活は、使徒パウロが「死者の復活がなければ、キリストも復活しなかったはずです。そして、キリストが復活しなかったのなら、わたしたちの宣教は無駄であるし、あなたがたの信仰も無駄です」(Iコリント15:13~14)と言っているとおり、キリスト者と教会にとってとてもたいせつな出来事です。キリスト教会は、イエス・キリストの十字架にいたる苦しみを覚えてこの期節を過ごし、来るべき復活の祝いの準備をしてきました。それは十字架にいたるキリストの苦難を覚えることなくして、キリストの復活に表された神の愛と恵みを知ることができないからです。

  今日は、新しい年度の歩みをすすめるための、定時総会が行われます。主なる神のなさることによって、来るべき2016年度にどのようなことが起こされていくか分かりませんが、新しい命を起こしてくださる神の力と導きを信じ、主イエスの十字架を仰ぎ見て歩んでまいりましょう。