2021年5月9日『週報』巻頭言

2021年5月9日『週報』巻頭言

【着任しました

牧師 松藤一作 

2021年5月より川崎教会の牧師として着任しました、松藤一作と申します。これから、どうぞよろしくお願いいたします。

 川崎教会は60年にわたる武蔵新城での福音宣教を続けてきました。その歴史の1ページ1ページに、主の伴いと導きがあったことに思いを馳せています。そして、川崎教会に連なる様々な人たちの篤い思いと献身があったことに、感謝と敬意を表したいと思っています。こうした川崎教会の歴史に新たなページを加えていく作業へ私を加えてくださったことに緊張と不安もありますが、同時に期待で胸の高まる思いがしています。川崎教会の皆さまとの出会い、またここから始まる新たな出会い、そしてそこで起こされるイエスさまのみ業を楽しみにしています。

 今わたしたちは、新型コロナウイルスのパンデミックの状況下にあります。思い通りに行かないことがずっと続いています。教会の活動も、様々な制約の中にあります。けれども、こうした状況の中にあっても、イエスさまは絶えず、そのみ業を為しておられることを思います。だからこそ、私たちはその主イエスのまなざしが、今どこに注がれているのか、注意深くありたいと思います。そのまなざしは私たちに向けられているだけでなく、今、このコロナによって打ち拉がれている多くの人たちや、ミャンマーで迫害されている人たちにもきっと注がれています。だからこそ、福音宣教の働きに携わる私たちも、これまで見てこなかったことに目を向け、聞いてこなかったことに耳を傾けていきたいと思います。そこでこそ、新たにイエスさまの福音に触れることが出来ることでしょう。

 「今まで通り」が通用しないからこそ、「今できること」に、皆さんと一緒に精一杯仕えていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。