2013年9月8日(日)

2013年09月17日 10:37

2013年9月8日(日) 主日礼拝 

 

説教   『生涯の祝福』

          聖書 コリントの信徒への手紙二 12:9-10

            伊藤光雄 牧師

 

週報巻頭言

『生涯の拠り所』

「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」(新約聖書・マタイ福音書6:33)

老 いていくという現実は、本人にとってはとても厳しいものがあります。 例えば体力、気力が衰え、集中力も途切れ、いろいろな病気に見舞われ、また交友関係 も次第に狭まり、孤独を噛みしめることが多くなったりします。 また老いていくということは、これまで自分を生かしてきたもの、自分が一生懸命に積み重ね て蓄えてきたもの、さらに自分が喜びとしてきたもの等が一つ一つもぎ取られていくような気もいたします。

私たちが老後を幸福に暮らす条件としてあげられていることは住居、経済、健康、生きがいが整えられていることだそうです。 しかし現状は、この四つの条件の内一つや二つくらいは欠けているのが普通かもしれません。

そ してそこから私たちは「神」を信じられなくなることが起こり、大きな危険(過ち)の中に陥ることがあるのです。 何故ならば、私たちは神を求める代わりに 目の前にある富を求めたり、自分の健康を求めるようになるからです。 しかしこれは私たち人間にとっては当たりませのことかもしれませんが、でもそのとき 私たちは神を見失い、富や健康への願望が主になってしまうのです。

私たちは、自分の人生(生涯)を美しく閉じたいことを心から願っています。 そして、そのための重要な鍵は「イエス・キリストの父なる神」という確かな拠り所を持つことです。

戻る